近茶流について


近茶流の料理法は、江戸時代の最盛期である文化・文政期(1800年代)に確立されました。

近茶流は、江戸時代の調理法に特化した、世代から世代へと受け継がれてきた伝統的な日本料理です。近茶流の技法は、包丁の使い方、旬の食材の正確な扱い、美しい盛り付け、礼儀作法、和食の哲学などを示しています。

近茶流は、茶の湯と密接な関係にある料理です。茶懐石は茶道の重要な部分であり、本校の学習・研究・教育の中心的な分野である。柳原家は、東京・赤坂にある学校で、代々、これらのさまざまな調理法を開発し、育て、生徒様にお伝えしてきました。
東京・赤坂にある学校では、和食の基本から応用まで、幅広いレシピを学ぶことができます。受講生は、日本料理と日本文化への深い愛情を共有する、料理のプロや個人など、さまざまな顔ぶれで、毎月500人以上の生徒様にお越しいただいています。新しいレシピ、テクニック、方法を学び続けられるとあって、50年以上通い続けている方もいらっしゃいます。

このたび、より多くの方に和食と近茶流を理解していただくため、オンライン講座を開催する運びとなりました。

Mission Statement


和食への情熱を共有し、本物の和食の文化、作法、調理法を伝えること


和食について


和食とは日本料理のことをいいます。2013年にユネスコ(国際連合教育科学文化機関)の無形文化遺産に登録されました。



茶懐石について


懐石料理は、日本料理の独特なスタイルです。懐石とは、日本の茶道でお茶を飲む前の食事という意味です。もともとは家庭で、新鮮な旬の食材を使い、手際よく作られた料理をおもてなしの心で食べる食事のことでした。現在では、懐石は高級レストランのコンセプトとして認識されています。

書籍のご紹介



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近茶流宗家
柳原尚之
Naoyuki Yanagihara

柳原料理教室 主宰

博士(醸造学)



東京農業大学で発酵食品学を学ぶ。小豆島の醤油会社勤務やオランダの帆船でのキッチンクルーを経て、現在は、東京・赤坂の柳原料理教室で、日本料理、茶懐石の研究指導にあたる。

令和4年1月,父である先代近茶流宗家柳原一成の逝去にともない,近茶流宗家を継承。

NHK「きょうの料理」などテレビ番組出演の他、NHKドラマ「みをつくし料理帖」、大河ドラマ「龍馬伝」「青天を衝け」などの料理監修、時代考証も数々手がける。TBS「渡る世間は鬼ばかり」の料理所作指導を長く務めた。

2015年文化庁文化交流使,2018年農林水産省日本食普及の親善大使に任命され、世界へ日本料理を広める活動を行う。

令和4年3月に,東京農業大学大学院農学研究科醸造学専攻後期博士課程修了し,博士(醸造学)を授与される。博士論文のテーマは「江戸期の酢に関する研究」。

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